2013年6月12日水曜日

コース管理レポート

 例年よりも早い梅雨入り宣言が出たものの、雨はほとんどありません。
コース内は、あちらこちらで芝が水を欲しがっている状況です。八ヶ岳にはまだ少しだけ残雪が確認できますが、もう間もなく見えなくなりそうです。


 今回は、コース内にひっそりと咲く、山野草を少し紹介します。


ヒトリシズカ:その花の愛おしさから、静御前になぞらえて、この名がついたそうです。もうじき花の時期は終わりをむかえ、そろそろ見られなくなりそうです。


ササバギンラン:なかなか見られない花ですが、当コースでは一部見られるところがあります。ただし特定の場所でしか咲かず、すぐ近くでも咲かない難しい花です。



ツマトリソウ:その名から「妻」を想像しそうですが、花弁の端(はじ)のことを意味し、花弁を縁取るように色がついていることから、ツマトリソウと呼ばれているそうです。当コース内においては、真っ白の花弁が多く、なかなか見つけられません(汗)


イチヤクソウ;薬に使われていたところから、その名が付いたようです。たんぽぽのような茎で、常に水を吸い上げていないと、枯れてしまうほど繊細な花です。







  

コース内では、まだまだいろいろな草花を見ることが出来ます。プレーの途中やコース間の移動の際に、見つけることが出来ると良いですね。


八ヶ岳眺望  10番ホール


コース作業としましては、冬から5月の初旬までの冷え込みにより影響を受けた芝に活力を与えつつ、気温も上がり始め元気になってきた芝の刈り込みを行っております。
芝の粘りも増し、ラフなどは手ごたえが厳しいところもありますが、ご協力の程、宜しくお願い致します。/グリーンキーパー